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増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅱ.生化学・遺伝学
上代淑人(1929-2011)—GTP結合タンパク質の研究
著者: 佐藤孝哉1
所属機関: 1大阪府立大学大学院理学系研究科生物科学専攻
ページ範囲:P.394 - P.395
文献購入ページに移動 上代淑人博士は,タンパク質生合成の延長因子に関する研究から,GTP結合タンパク質の新しい反応機構を提唱した。その後,細胞内情報伝達系で機能するGTP結合タンパク質の研究を進め,この反応機構が細胞内に普遍的に存在することを実証した。これらの研究は,東京大学医科学研究所,DNAX分子細胞生物学研究所(米国),東京工業大学生命理工学部において30年以上にわたって行われ,非常に高い評価を得ている。
参考文献
1)Kaziro Y:Reflections on Biochemistry, Edited by Kornberg A et al, pp85-94. Pergamon Press, Oxford, 1976
. 505:95-127, 1978
.8:1699-1704, 1990
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5)Kaziro Y, Itoh H, Kozasa T et al:Cold Spring Harbor Symposia on Quantitative Biology, Volume LIII, pp209-220. Cold Spring Harbor Laboratory, 1988
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