文献詳細
増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅲ.細菌学・ウイルス学・免疫学
文献概要
石坂公成博士はIgE,FcεR,好塩基球やマスト細胞の研究を通じて,アレルギー発症に必須のIgEとその標的細胞の発見,IgE産生機構の解明に大きく貢献した。研究の多くはデンバーの小児喘息研究所病院とジョンズ・ホプキンス大学でなされたが,ラホイヤアレルギー免疫学研究所の設立とその発展にも大きく貢献している。研究室に在籍した多くの日本人研究者は,帰国後研究を大きく発展させ,昭和-平成の時代にわが国の免疫学研究,アレルギー学研究の発展に寄与した。
石坂博士は東京大学医学部を卒業後,国立予防衛生研究所免疫血清室長,小児喘息研究所(デンバー)免疫部長,ジョンズ・ホプキンス大学医学部教授(京都大学医学部教授兼任),ラホイヤアレルギー免疫研究所所長,米国免疫学会会長などを歴任し,米国科学アカデミーの会員であった。
石坂博士は東京大学医学部を卒業後,国立予防衛生研究所免疫血清室長,小児喘息研究所(デンバー)免疫部長,ジョンズ・ホプキンス大学医学部教授(京都大学医学部教授兼任),ラホイヤアレルギー免疫研究所所長,米国免疫学会会長などを歴任し,米国科学アカデミーの会員であった。
参考文献
. 97:75-85, 1966
. 97:840-853, 1966
. 111:1194-1205, 1973
. 114:1838-1845, 1975
. 36:1-18, 2018
掲載誌情報