文献詳細
増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅲ.細菌学・ウイルス学・免疫学
文献概要
光岡知足博士は腸内細菌学の礎を築いたパイオニアの一人であり,特にビフィズス菌に代表される腸内嫌気性菌の研究に多大なる足跡を残した。また,乳酸菌発酵乳や機能性食品の開発にも大きく貢献し,更には善玉菌や悪玉菌などの一般の人々にもわかりやすい言葉を用いて,健康を維持するうえでの腸内環境の重要性を提唱した。その思想は産学を問わず多くの門下生に引き継がれ,現在の腸内細菌学の隆盛として結実した。
参考文献
. 210:32-51, 1969
. 50:438-446, 1992
.33:219-223,1980
4)光岡知足:腸内フローラの機能と機能性食品.光岡知足編:腸内フローラと健康,pp.143-179.学会出版センター,東京,1998
5)光岡知足:機能性食品-プロバイオティクス,プレバイオティクス,バイオジェニックス,光岡知足編:腸内フローラとプロバイオティクス,pp.1-16.学会出版センター,東京,1998
掲載誌情報