icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち

Ⅲ.細菌学・ウイルス学・免疫学

光岡知足(1930-)—腸内細菌学のパイオニア,その業績と哲学

著者: 中山雅晴1

所属機関: 1株式会社喜源バイオジェニックス研究所

ページ範囲:P.424 - P.425

文献概要

 光岡知足博士は腸内細菌学の礎を築いたパイオニアの一人であり,特にビフィズス菌に代表される腸内嫌気性菌の研究に多大なる足跡を残した。また,乳酸菌発酵乳や機能性食品の開発にも大きく貢献し,更には善玉菌や悪玉菌などの一般の人々にもわかりやすい言葉を用いて,健康を維持するうえでの腸内環境の重要性を提唱した。その思想は産学を問わず多くの門下生に引き継がれ,現在の腸内細菌学の隆盛として結実した。

参考文献

. 210:32-51, 1969
. 50:438-446, 1992
.33:219-223,1980
4)光岡知足:腸内フローラの機能と機能性食品.光岡知足編:腸内フローラと健康,pp.143-179.学会出版センター,東京,1998
5)光岡知足:機能性食品-プロバイオティクス,プレバイオティクス,バイオジェニックス,光岡知足編:腸内フローラとプロバイオティクス,pp.1-16.学会出版センター,東京,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら