icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

文献概要

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅴ.生理学・薬理学・生物物理学

江橋節郎(1922-2006)—カルシウム時代の幕開け

著者: 遠藤實12

所属機関: 1東京大学 2東北大学

ページ範囲:P.438 - P.439

文献購入ページに移動
 江橋節郎博士は,横紋筋の生理的収縮は筋細胞興奮の結果,筋小胞体から放出されるCaによって惹起されるという興奮収縮連関のメカニズムを解明し,更に,筋収縮タンパク質系中のCa受容タンパク質,トロポニンを発見し,Caによる筋収縮弛緩制御の分子機構を明らかにした。この業績は,Caのセカンドメッセンジャーとしての役割を初めて確立した画期的な偉業である。

参考文献

. 176:166, 1955
. 14:389-400, 1962
. 50:236-244, 1961
. 200:1010, 1963
. 2:351-384, 1969

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?