文献詳細
増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅴ.生理学・薬理学・生物物理学
文献概要
江橋節郎博士は,横紋筋の生理的収縮は筋細胞興奮の結果,筋小胞体から放出されるCaによって惹起されるという興奮収縮連関のメカニズムを解明し,更に,筋収縮タンパク質系中のCa受容タンパク質,トロポニンを発見し,Caによる筋収縮弛緩制御の分子機構を明らかにした。この業績は,Caのセカンドメッセンジャーとしての役割を初めて確立した画期的な偉業である。
参考文献
. 176:166, 1955
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掲載誌情報