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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

文献概要

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅵ.神経科学

塚原仲晃(1933-1985)—脳の可塑性研究の開拓者

著者: 村上富士夫1

所属機関: 1大阪大学

ページ範囲:P.460 - P.461

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 塚原仲晃博士は脳の可塑性研究の開拓者である。博士は成熟脳における神経結合が変化し得る,つまり可塑的であることを世界に先駆けて証明し,それが行動の可変性の基礎として重要であることを明らかにした。その研究は,その後分子機構の解明に向けて大きく発展した可能性があり,同博士が航空機事故に遭遇したことはわが国の神経科学にとって大きな損失であった。

参考文献

. 23:49-64, 1975
. 25:559-580, 1962
. 106:184-188, 1976
. 1:72-79, 1981
. 99:277-288, 1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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