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増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅵ.神経科学
沼正作(1929-1992)—イオンチャネル・レセプターの構造と機能
著者: 田邊勉1
所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科認知行動医学講座細胞薬理学分野
ページ範囲:P.464 - P.465
文献購入ページに移動 沼正作先生はイオンチャネル・レセプターの構造機能連関の研究において,常に世界をリードしてきた。研究に対する集中力,執念は鬼気迫るものがあり,生活のすべてが研究と直結していた。晩年集大成として行っていたX線結晶構造解析の仕事が完成するまでご存命であれば,ノーベル賞も手に入れていたことであろう。自身を極限まで追い込む性格であり,周りに健康に注意をしてくれる人がいなかったことが命を縮める原因になったのではないだろうか。
参考文献
. 12:23-29, 1982
. 48:57-69, 1983
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5)Numa S:Neurotransmitter receptors and ionic channels:From structure to function. In Fidia Research Foundation Neuroscience Award Lectures, Vol.5, Raven Press, pp.23-44, 1991
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