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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻5号

2019年10月発行

文献概要

増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち Ⅵ.神経科学

藤田晢也(1931-)—脳の発生モデルとがんの自然史モデル

著者: 髙松哲郎1

所属機関: 1京都府立医科大学大学院医学研究科細胞分子機能病理学・医学フォトニクス講座

ページ範囲:P.468 - P.469

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 ヒトを含むすべての脊椎動物の中枢神経系は,単純な神経管から非常に複雑な構造と機能を持つ脳が生まれるが,神経管はマトリックス細胞という脳のすべての神経細胞とグリアをつくりだす母細胞だけから成ることを示し,今日の神経科学の発展の基礎となっている。更に,ヒトがんの発生からプログレッションという自然史を時間軸の上に捉えるという立場を確立し,いかに微小がんから進行がんへ進むのかについて定量的な新しい考えを示した。

参考文献

. 206:742-744, 1965
.35:301-316, 1990
.9:663-673, 1990
. 5:146-152, 1972
. 149:167-174, 1988

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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