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文献詳細

雑誌文献

生体の科学70巻6号

2019年12月発行

文献概要

特集 科学と芸術の接点

神経疾患の治療への音楽の適用

著者: 佐藤正之1

所属機関: 1三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座

ページ範囲:P.546 - P.550

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 音楽療法は「精神および身体の健康の回復・維持・改善という治療目的を達成するうえで音楽を適用すること」(全米音楽療法協会)と定義される。音楽聴取を用いるか,患者自身による歌唱や演奏を用いるかによって受容的音楽療法と活動的音楽療法に大別され,実際の音楽療法のセッションでは両者が組み合わせて行われる。音楽療法を含む非薬物療法のエビデンスは未確立なものが多いが,近年,神経疾患の領域で音楽療法の有効性を示す報告が相次いでなされている。本稿では幾つかの疾患に絞って紹介する。詳細は拙著を参照されたい1)

参考文献

1)佐藤正之:音楽療法はどれだけ有効か—科学的根拠を検証する,化学同人,京都,2017
. 10:143-148, 2004
. 57:1532-1534, 1994
. 219:63-69, 2004
. 18:101-108, 1999
. 60:237-243, 2008
. 7:CD006787, 2010
. 53:149-177, 2016
. 11:CD010820, 2014
. 254:1339-1346, 2007
. 6:475, 2015
. 62:543-544, 1997
.67:88-94, 2007
. 10:474, 2019
. 7:CD003477, 2018
. 9:e95230, 2014
. 9:174, 2017
. 57:85-96, 2017
. 10:87, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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