icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻1号

2020年02月発行

文献概要

特集 睡眠の制御と機能

特集「睡眠の制御と機能」によせて

著者: 柳沢正史1 岡本仁2

所属機関: 1筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 2理化学研究所脳神経科学研究センター

ページ範囲:P.2 - P.2

文献購入ページに移動
 睡眠は,すべての動物に欠かせません。最近は,脊椎動物だけでなく,無脊椎動物のショウジョウバエや線虫から,中枢神経系を持たないクラゲまでも眠ることが明らかになってきています。このように様々な動物を対象とした研究によって,睡眠制御のしくみや,睡眠の脳機能における役割などについて,新しい知見が続々と明らかになってきています。『生体の科学』では,2020年の新年号として,最前線の睡眠研究の現状を読者の皆様にお届けします。
 睡眠制御機構について,その解明の端緒となった遺伝学的研究の意義を船戸弘正先生(筑波大学)に,睡眠制御にかかわる神経ペプチドを櫻井猛先生(筑波大学)に,光遺伝学を用いた睡眠制御神経回路の解明を山中章弘先生(名古屋大学)に,概日時計と睡眠とのかかわりを三枝理博先生(金沢大学)に,線虫からみられる睡眠の進化を林悠先生(筑波大学)に,ショウジョウバエの睡眠制御を粂和彦先生(名古屋市立大学)と戸田浩史先生(筑波大学)に,解説をお願いしました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?