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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻1号

2020年02月発行

文献概要

特集 睡眠の制御と機能

うつ病の睡眠障害における神経回路の役割

著者: 相澤秀紀1

所属機関: 1広島大学大学院医系科学研究科神経生物学

ページ範囲:P.50 - P.53

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 睡眠障害は多くの精神疾患に伴って出現することから,うつ病の病態への関与のみならず,診断や治療への重要な窓口として注目を集めてきた。レム睡眠とノンレム睡眠から成る睡眠相のうち,うつ病ではレム睡眠の異常が多く報告されているものの,疾病特有の問題があり,その関係性については多くの未解決問題を残したままである。本稿では,うつ病と睡眠障害における研究の現状と問題点を概観したうえで,うつ病症状と睡眠障害を説明する神経回路の役割について議論したい。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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