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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻2号

2020年04月発行

文献概要

特集 ビッグデータ時代のゲノム医学 Ⅱ.がんのゲノム医学

ポストゲノム時代のマウスモデルを使ったがん研究

著者: 池上恒雄1

所属機関: 1東京大学医科学研究所先端医療研究センター臨床ゲノム腫瘍学分野

ページ範囲:P.124 - P.128

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 マウスは,ヒトの疾患や遺伝子の機能を研究するための優れたモデルである。また,ポストゲノム時代と呼ばれる今日において,個々の遺伝子の機能や疾患に関係する遺伝子変異の役割を解明するうえで,ノックアウトマウスやノックインマウスなどの遺伝子変異マウスの重要性はますます高まっている。本稿では消化器がんマウスモデルを中心にがんマウスモデル開発の実例を示し,更に近年開発されたSleeping Beauty(SB)トランスポゾン挿入変異誘発システム,RNA干渉(RNA interference;RNAi)やCRISPR/Cas9ゲノム編集による網羅的機能喪失スクリーニングをマウスモデルに導入したがんゲノム研究について概説する(図1)。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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