生体の科学71巻3号

2020年06月発行

特集 スポーツ科学—2020オリンピック・パラリンピックによせて

下肢切断走者に対する動作解析法

著者： 髙橋素彦¹ 小野寺良二² 勝平純司¹ 三村宣治³

所属機関： ¹新潟医療福祉大学リハビリテーション学部義肢装具自立支援学科 ²鶴岡工業高等専門学校 ³新潟大学大学院自然科学研究科

ページ範囲：P.232 - P.236

　競技レベルの向上には，普段のトレーニングから評価することが必要である。本稿では，モーションセンサーと走行用義足の特性を利用して，走行パフォーマンスの向上に重要とされる床反力鉛直方向成分の推定法について提案したものである。本手法は，無拘束に全走行過程を対象に評価することが可能であり，走行フォームの評価や義足パーツの選定と設定，走者へのフィードバックの一指標となることが期待される。

参考文献

1）澤村誠志：切断と義肢 第2版，医歯薬出版，東京，pp274-275，p356，2016

2）澤村誠志：義肢学 第3版，医歯薬出版，東京，pp106-107，2015

．68：394-400, 2019

．22：255-262, 2012

．79：2351-2361, 2013

．84：No.857, 2018, DOI：10.1299/transjsme. 17-00488

7）Baerveldt AJ, Klang R：A low-cost and low-weight attitude estimation system for an autonomous helicopter, Proceedings of the 1997 IEEE International Conference on Intelligent Engineering Systems pp.391-395, 1997

．84：No. 865, 2018, DOI：10.1299/transjsme. 18-00251

．35：381, 1984