生体の科学71巻3号

2020年06月発行

特集 スポーツ科学—2020オリンピック・パラリンピックによせて

アンチ・ドーピング

著者： 渡部厚一¹

所属機関： ¹筑波大学体育系

ページ範囲：P.260 - P.265

　2014年末に端を発するロシアの国家的ドーピングスキャンダルは，社会的問題として全世界で認知され，ドーピングはスポーツを知らない人にも知れ渡るようになった。本稿では，スポーツにおけるドーピングの現状と，これに向けたアンチ・ドーピングの取り組みについて歴史も振り返りながら紹介する。

参考文献

1）World Anti-Doping Agency：World Anti-Doping Code 2015

2）World Anti-Doping Agency：Testing Figures Report 2018. https://www.wada-ama.org/sites/default/files/resources/files/2018_testing_figures_report.pdf（2020/2/17アクセス）

3）World Anti-Doping Agency：2017 Anti-Doping Rule Violations（ADRVs）Report. https://www.wada-ama.org/sites/default/files/resources/files/2017_adrv_report.pdf（2020/2/17アクセス）

．69：477-481, 2019

5）World Anti-Doping Agency：Prohibited List. https://www.wada-ama.org/en/resources/science-medicine/prohibited-list-documents（2020/2/17アクセス）

. 57：969-976, 2011

7）日本アンチ・ドーピング規律パネル：2017-004事件の決定文．https://www.playtruejapan.org/code/violation/dcision.html（2020/2/17アクセス）

8）日本スポーツ振興センター：ドーピング通報窓口．https://www.report-doping.jpnsport.go.jp/form/（2020/2/17アクセス）