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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻4号

2020年08月発行

文献概要

特集 細胞機能の構造生物学 Ⅰ.細胞骨格の構造生物学

心筋の細いフィラメントの立体構造から明らかになった筋収縮・弛緩のカルシウム制御機構

著者: 藤井高志12 山田有里佳1

所属機関: 1大阪大学大学院生命機能研究科 2日本電子YOKOGUSHI協働研究所

ページ範囲:P.286 - P.291

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 筋収縮のカルシウム制御機構は生命活動に不可欠であるが,立体構造を基盤とした詳細な機構はほとんどわかっていなかった。筋収縮・弛緩制御の中心は筋肉の細いフィラメント上に組み込まれたカルシウムイオンで駆動するスイッチ機構である。筆者らは,クライオ電子顕微鏡を用いてカルシウム存在下および非存在下における細いフィラメントの立体構造変化を明らかにすることにより,筋収縮・弛緩制御メカニズムの構造基盤を明らかにした。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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