文献詳細
増大特集 難病研究の進歩
Ⅰ.神経・筋
文献概要
パーキンソン病(PD)は運動機能障害が前景となる神経変性疾患であり,ドパミン神経細胞の変性とレヴィ小体(LB)の出現が特徴である。LBの主な構成タンパク質はα-シヌクレイン(AS)であり,ASの凝集および伝播が病態に強く関与していることが示唆されている。更に,AS凝集と脂質代謝の関係も注目されており,本稿ではASの凝集と伝播,脂質代謝酵素異常との関連について最新の知見を述べる。
参考文献
1)山本光利編:パーキンソン病200年—James Parkinsonの夢—,中外医学社,東京,2020
. 6:96, 2018
. 116:20689-20699, 2019
. 143:1190-1205, 2020
掲載誌情報