文献詳細
増大特集 難病研究の進歩
Ⅰ.神経・筋
文献概要
ハンチントン病は,病因遺伝子HTT のCAG繰り返し配列の異常伸長によるポリグルタミン病の一つで,主として成人期に発症する優性遺伝性進行性神経変性疾患である。精神症状と認知症状,舞踏運動を特徴とする運動障害を三主徴とする。病状の増悪により社会生活の継続が困難となることが多く,集学的な対応が必要な疾患である。近年,アンチセンスオリゴヌクレオチド治療や遺伝子治療が開始され,有効性が期待されている。
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掲載誌情報