文献詳細
増大特集 難病研究の進歩
Ⅰ.神経・筋
文献概要
多発性硬化症(MS)は,時間的・空間的多発性を特徴とする原因不明の中枢神経系炎症性脱髄疾患である。MSと診断された患者のなかに,特に視神経と脊髄に再発を繰り返す群があり,かつて“視神経脊髄型MS”と呼称されていたが,2004年に特異的自己抗体として抗Aquaporin-4(AQP4)抗体が発見されて以来,視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)としてMSとは区別されるようになった。本稿では,MSとNMOSDの疾患概念と最新の治療法に関して概説する。
参考文献
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掲載誌情報