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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻5号

2020年10月発行

文献概要

増大特集 難病研究の進歩 Ⅰ.神経・筋

多発性硬化症・視神経脊髄炎

著者: 関口耕史1 久冨木原健二1 中原仁1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部神経内科

ページ範囲:P.400 - P.401

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 多発性硬化症(MS)は,時間的・空間的多発性を特徴とする原因不明の中枢神経系炎症性脱髄疾患である。MSと診断された患者のなかに,特に視神経と脊髄に再発を繰り返す群があり,かつて“視神経脊髄型MS”と呼称されていたが,2004年に特異的自己抗体として抗Aquaporin-4(AQP4)抗体が発見されて以来,視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)としてMSとは区別されるようになった。本稿では,MSとNMOSDの疾患概念と最新の治療法に関して概説する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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