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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻5号

2020年10月発行

文献概要

増大特集 難病研究の進歩 Ⅰ.神経・筋

HTLV-1関連脊髄症

著者: 八木下尚子1 山野嘉久2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター 2聖マリアンナ医科大学内科学脳神経内科

ページ範囲:P.422 - P.423

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 HTLV-1感染者の一部に発症する疾患であるHTLV-1関連脊髄症(HAM)は,全国の患者数が推定約3,000名の希少疾患である。HAMは,長い年月をかけて脊髄が徐々に傷害され,次第に下肢のしびれ,歩きづらさ,排尿・排便困難が現れ,最終的にはその多くが車椅子や寝たきりの生活を余儀なくされる難病である。残念ながら,現在の医療ではHAMの発症を予防する方法や治療法はない。本稿では,HAMについての解説と筆者らの近年の取り組みを述べる。

参考文献

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. 378:529-538, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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