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増大特集 難病研究の進歩 Ⅲ.腎・泌尿器
IgA腎症
著者: 中山麻衣子1 鈴木祐介1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科腎臓内科学
ページ範囲:P.442 - P.443
文献購入ページに移動 慢性糸球体腎炎は,わが国の新規血液透析導入の原因疾患として糖尿病性腎症に次いで多く,その約半数をIgA腎症が占めている可能性がある。口蓋扁桃摘出術とステロイドパルス併用療法(扁摘パルス療法)の普及によりIgA腎症の透析移行は減少しているが,健診が発達しているわが国でも,いまだに早期診断・治療介入が不十分である。近年,IgA腎症の病因や病態が少しずつ明らかになっており,診断バイオマーカーや分子標的製剤の開発が進んできている。本稿では,IgA腎症の基礎から新規治療薬について,最近の知見も踏まえ概説する。
参考文献
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