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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻5号

2020年10月発行

文献概要

増大特集 難病研究の進歩 Ⅴ.呼吸器

特発性間質性肺炎

著者: 興梠陽平1 半田知宏2 平井豊博1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学 2京都大学大学院医学研究科呼吸不全先進医療講座

ページ範囲:P.450 - P.451

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 特発性間質性肺炎とは原因を特定し得ない間質性肺炎の総称であり,肺の病理組織学的所見に基づいて分類されている。そのなかで最も頻度が高く,予後不良な疾患である特発性肺線維症においては,近年遺伝的背景を含めた病態の解明が進んでいる。抗線維化薬は特発性肺線維症の進行を緩徐にする効果があるが,その効果は限定的である。遺伝性の間質性肺炎においてはiPS細胞を用いた病態解析が行われており,今後,特発性間質性肺炎の病態解明,創薬への寄与が期待される。

参考文献

. 188:733-748, 2013
. 38:861-869, 2011
. 196:82-93, 2017
. 364:1503-1512, 2011
. 20:439-444, 2015
. 12:431-440, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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