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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻5号

2020年10月発行

文献概要

増大特集 難病研究の進歩 Ⅵ.血液

発作性夜間ヘモグロビン尿症

著者: 西村純一1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科

ページ範囲:P.456 - P.457

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 PNH溶血の治療薬としてエクリズマブが開発され,顕著な溶血抑制効果と血栓予防効果が示された。リサイクル抗体の技術により,投与間隔の延長が可能となり利便性が向上した。少量の自己皮下投与が可能なリサイクル抗体も開発段階にある。治療後の血管外溶血による貧血を克服するためには,上位補体経路(C3など)を標的とした薬剤が有効と考えられるが,安全性の検証が必須である。これらのなかには経口薬の開発が可能なものもある。

参考文献

. 106:3699-3709, 2005
. 124:4529-4538, 2014
. 133:2542-2545, 2019
. 133:530-539, 2019
. 135:912-920, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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