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増大特集 難病研究の進歩 Ⅶ.代謝・免疫
全身性エリテマトーデス
著者: 髙崎芳成1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院
ページ範囲:P.466 - P.467
文献購入ページに移動 全身性エリテマトーデス(SLE)の原因は不明であるが,その発症には遺伝的素因に加え,環境因子との相互作用によって引き起こされる免疫異常が深く関与している。環境因子としては感染が重要な役割を演じている可能性が高く,特にtoll like receptor(TLR)やneutrophil extracellular traps(NETs)などの研究に基づく自然免疫の関連性が注目されている。一方,T細胞やB細胞の細胞内機能の解析も進歩を遂げ,それによって見いだされた新たな標的分子に対する治療薬の開発も進められている。
参考文献
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