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文献概要
増大特集 難病研究の進歩 Ⅶ.代謝・免疫
全身性強皮症・混合性結合組織病
著者: 三森経世1
所属機関: 1医仁会武田総合病院
ページ範囲:P.474 - P.475
文献購入ページに移動 全身性強皮症は全身の線維化と血管閉塞病変を特徴とし,混合性結合組織病は強皮症様症状に全身性エリテマトーデスと筋炎の症状をオーバーラップする疾患であり,いずれも自己抗体で特徴づけられる全身性自己免疫疾患である。近年の研究の進歩は疾患関連遺伝子,病態に関わるサイトカインや血管内皮細胞の異常,新たな特異的自己抗体を明らかにした。また,予後不良病態に対する治療法が開発され,線維化を抑制する治療薬の可能性も期待されている。
参考文献
. 76:1150-1158, 2017
. 10:1880, 2019
. 1:15002, 2015
. 380:2518-2528, 2019
掲載誌情報