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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻5号

2020年10月発行

文献概要

増大特集 難病研究の進歩 Ⅶ.代謝・免疫

エーラス・ダンロス症候群

著者: 古庄知己12

所属機関: 1信州大学医学部遺伝医学教室 2信州大学医学部附属病院遺伝子医療研究センター

ページ範囲:P.488 - P.489

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 エーラス・ダンロス症候群は,皮膚・関節の過伸展性,各種組織の脆弱性を特徴とする遺伝性結合組織疾患である。臨床像,原因遺伝子,生化学的異常に基づき13の病型に分類されている。頻度の高い古典型,血管型,関節型,およびその他の希少病型がある。コラーゲン分子,もしくはその成熟に関わる修飾酵素などをコードする遺伝子の病的バリアントにより発症するが,関節型では原因遺伝子は不明である。重篤な動脈破裂・解離を生じる血管型ではβ遮断薬セリプロロールの有効性が期待されている。

参考文献

. 175:8-26, 2017
. 11:43, 2019
. 116:457-465, 2020
. 376:1476-1484, 2010
. 73:1948-1957, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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