文献詳細
増大特集 難病研究の進歩
Ⅶ.代謝・免疫
文献概要
エーラス・ダンロス症候群は,皮膚・関節の過伸展性,各種組織の脆弱性を特徴とする遺伝性結合組織疾患である。臨床像,原因遺伝子,生化学的異常に基づき13の病型に分類されている。頻度の高い古典型,血管型,関節型,およびその他の希少病型がある。コラーゲン分子,もしくはその成熟に関わる修飾酵素などをコードする遺伝子の病的バリアントにより発症するが,関節型では原因遺伝子は不明である。重篤な動脈破裂・解離を生じる血管型ではβ遮断薬セリプロロールの有効性が期待されている。
参考文献
. 175:8-26, 2017
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掲載誌情報