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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻5号

2020年10月発行

文献概要

増大特集 難病研究の進歩 Ⅷ.内分泌

21-水酸化酵素欠損症

著者: 天野直子1 長谷川奉延2

所属機関: 1さいたま市立病院小児科 2慶應義塾大学医学部小児科

ページ範囲:P.498 - P.499

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 21-水酸化酵素欠損症は,21-水酸化酵素の活性低下によりアルドステロン・コルチゾール分泌不全および副腎アンドロゲン過剰を特徴とする。従来治療評価指標として用いられてきた17OH-progesterone,副腎アンドロゲン(DHEA,DHEA-S,アンドロステンジオン),テストステロンは決して鋭敏で正確なものではないと報告されている。本稿では,近年ヒト副腎で産生され,アンドロゲン活性を有するステロイドホルモンとして報告された11-oxygenated androgensを概説し,21-水酸化酵素欠損症の治療評価指標の可能性について述べる。

参考文献

. 24:252-259, 2017
. 89:284-291, 2018
. 174:601-609, 2016
. 178:221-228, 2018
. 102:2701-2710, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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