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増大特集 難病研究の進歩 Ⅸ.骨・関節
若年性特発性関節炎
著者: 清水正樹1
所属機関: 1東京医科歯科大学大学院小児地域成育医療学講座
ページ範囲:P.510 - P.511
文献購入ページに移動 全身型若年性特発性関節炎の病態には炎症性サイトカインの過剰産生が深く関与し,マクロファージ活性化症候群とinterleukin(IL)-18,慢性関節炎とIL-17との関連など,様々なサイトカインの役割が明らかになってきている。IL-1βやIL-6を標的とした生物学的製剤が臨床応用され劇的な効果を挙げているが,適切な初期治療の選択指標の確立や難治性病態に対する新規治療薬の開発など,今後の更なる研究の進展が期待される。
参考文献
. 49:1645-1653, 2010
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