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文献詳細

雑誌文献

生体の科学71巻5号

2020年10月発行

文献概要

増大特集 難病研究の進歩 Ⅹ.皮膚

膿疱性乾癬(汎発型)

著者: 多田弥生1

所属機関: 1帝京大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.516 - P.517

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 膿疱性乾癬(汎発型)(GPP)は厚生労働省の指定する指定難病である。臨床的に灼熱感を伴う紅斑と無菌生膿疱の皮疹を認め,発熱,全身倦怠感などの全身症状を伴う。再発を繰り返す特徴があり,関節炎を伴うこともある。病理組織学的には,Kogoj海綿状膿疱を特徴とする好中球性角層下膿疱を認める。尋常性乾癬が先行しないGPPの大半はこのIL36RN遺伝子変異があり,IL-36受容体抗体がGPPに有効性を示していることから,近年IL-36の病態における重要性が示唆されている。

参考文献

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. 27:1067-1077, 2018
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. 204:2603-2614, 2007
. 380:981-983, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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