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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻1号

2021年02月発行

特集 小脳研究の未来

Ⅲ.システム・運動制御

小脳の縞状構造と高次機能

著者: 堤新一郎1

所属機関: 1理化学研究所脳神経科学研究センター多階層精神疾患研究チーム

ページ範囲:P.52 - P.56

文献概要

 小脳は従来精密な運動制御に関わっていると考えられていたが,近年,運動準備やタイミング予測,報酬情報処理などの高次機能における役割に注目が集まっている。小脳の神経回路は,大脳と比して少ない細胞種による均一な繰り返し構造を特徴とするが,集団としての機能は頭尾方向の縦縞上に構造化されていることが知られている。この小脳縞状構造の研究の歴史と,近年注目されている高次機能との関連についてまとめる。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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