文献詳細
特集 組織幹細胞の共通性と特殊性
特集「組織幹細胞の共通性と特殊性」によせて—幹細胞は,どのように使われているのか? フリーアクセス
著者: 須田年生1
所属機関: 1熊本大学国際先端医学研究拠点
ページ範囲:P.94 - P.94
文献概要
一方,3胚葉に分化するテラトーマの研究は,始原生殖細胞や内部細胞塊の研究に展開し,1981年にはEvansらによってES細胞が樹立され,2006年には山中伸弥らによってiPS細胞が作製された。これらは組織幹細胞に対して,多能性幹細胞といわれる。現在では,胎児,胎盤の両方に分化し得る全能性幹細胞の研究にまで進展している。
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