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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻2号

2021年04月発行

文献概要

特集 組織幹細胞の共通性と特殊性 Ⅰ.幹細胞の自律性とニッチ依存性:Q.幹細胞の自己複製能とは何か?

精子幹細胞のランダムな挙動からニッチの役割を考える

著者: 吉田松生1

所属機関: 1自然科学研究機構基礎生物学研究所生殖細胞研究部門

ページ範囲:P.100 - P.104

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 哺乳類の精子形成は幹細胞によって支えられている。本稿では精巣におけるニッチの構築と,そこで繰り広げられる精子幹細胞の振る舞いを概観する。浮かび上がってきたのは,特別なニッチで厳密に非対称分裂を繰り返すという従来のイメージとは違って,精巣の中で気まま(ランダム)に振る舞う幹細胞の姿であった。

参考文献

1)Russell LD, Ettlin RA, Sinha Hikim AP, Clegg ED:Histological and Histopathological Evaluation of the Testis, Cache River Press, Clearwater, FL, 1990
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. 60:531-541, 2018
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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