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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻2号

2021年04月発行

文献概要

特集 組織幹細胞の共通性と特殊性 Ⅰ.幹細胞の自律性とニッチ依存性:Q.幹細胞の自己複製能とは何か?

上皮幹細胞システムの共通性と特殊性—幹細胞性はどのように規定されるか?

著者: 佐田亜衣子1

所属機関: 1熊本大学国際先端医学研究機構

ページ範囲:P.105 - P.108

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 われわれの身体の表面を覆う上皮は,外的刺激や感染から生体を守るバリアとして働くほか,水分量や体温の調節,知覚など,生体機能に必須の役割を果たす。上皮は,細胞の入れ替わりがはやく,損傷に対する高度な再生能を持つ組織の一つとして知られ,上皮幹細胞により新たな細胞の産生や損傷修復が担われている。皮膚においては,毛包,毛包間表皮のそれぞれの上皮コンパートメントが固有の性質を持つ幹細胞集団によって維持されている。
 本稿では,実態が明らかにされはじめた上皮幹細胞システムの共通性と特殊性について,最新の知見を交えて解説する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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