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特集 組織幹細胞の共通性と特殊性 Ⅲ.多様性を示す幹細胞:Q.分化決定と可変性の関係とは?
既存の血管に存在する血管内皮幹細胞の同定とその生物学的意義
著者: 高倉伸幸1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所情報伝達分野
ページ範囲:P.141 - P.145
文献購入ページに移動 既存の血管の中には,臓器特異的な血管構造や血管機能を維持し,障害を受けた際には速やかに血管を再構築する血管内皮幹細胞が存在することが判明してきた。血管内皮幹細胞の発生,自己複製,加齢性変化,ニッチなどまだ不明の点が多いが,これらが明らかになることで,血管の再生,アンジオクライン機構を利用した臓器再生など,医学的応用に大いに貢献が期待される細胞であると考えられる。
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