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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻4号

2021年08月発行

文献概要

特集 グローバル時代の新興再興感染症への科学的アプローチ Ⅲ.デング・ジカ・SFTS・出血熱へのアプローチ

デングウイルス感染防御における適応免疫の解析およびワクチン・治療法開発への応用

著者:

所属機関: 1長崎大学熱帯医学研究所

ページ範囲:P.306 - P.310

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 デング熱・出血熱は,熱帯・亜熱帯地域において公衆衛生上,重要な病原体である。デング熱は,年間約4億人が発症すると推定されている。しかし,有効なワクチンおよび治療薬がいまだに実用化されていない。ワクチンや有効な治療法の開発には,ウイルス感染における免疫応答を理解することが不可欠である。本稿では,デング熱の流行状況,ワクチン開発の現状と発症メカニズムについて述べる。

参考文献

1)国立感染症研究所:日本の輸入デング熱症例の動向について,https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/dengue/PDF/dengue_imported202102.pdf(2021年4月アクセス)
2)World Health Organization:Dengue haemorrhagic fever:diagnosis, treatment, prevention and control. 2nd edition. Geneva, 2009, https://www.who.int/csr/resources/publications/dengue/Denguepublication/en/(2021年4月アクセス)
. 72:413-419, 2019
. 17:402-407, 2010
. 10:712-722, 2010
6)World Health Organization:Dengue vaccine:WHO position paper - July 2016, https://www.who.int/wer/2016/wer9130.pdf?ua=1(2021年4月アクセス)
. 574:122-126, 2019
. 21:199-209, 2020
. 9:668, 2018
. 11:605170, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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