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特集 グローバル時代の新興再興感染症への科学的アプローチ Ⅳ.パラミクソウイルス,肝炎へのアプローチ
組織中に潜在するRNAウイルスの網羅的探索手法の開発
著者: 福原崇介1
所属機関: 1北海道大学医学研究院病理系部門微生物学免疫学分野病原微生物学教室
ページ範囲:P.335 - P.338
文献購入ページに移動 ウイルスは様々な臓器に感染し,多くの病気に関連しているが,まだ発見されていない病原性ウイルスが存在する可能性がある。最近の次世代シークエンシング技術の進歩により,細胞内のウイルスゲノムを標的とするメタゲノムアプローチが容易となった。しかし,動物またはヒトサンプル中のRNAウイルスに由来するウイルスゲノムを検出するための効率的な方法は,いまだ確立されていない。筆者らは,ヒトの臨床サンプル中のRNAウイルスを効率的に検出する方法を確立した。この新技術は,ヒトの臨床サンプルを用いた細胞内RNAウイルスの検出において,効果的なツールであり,病気に関連する新規RNAウイルスを検出するのに役立つ可能性がある。
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