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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻5号

2021年10月発行

文献概要

増大特集 脳とからだ Ⅰ.腸,免疫系,脳の相互作用

腸内環境と神経疾患

著者: 三宅幸子1

所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科免疫学講座

ページ範囲:P.371 - P.374

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 神経疾患では,多発性硬化症のような免疫疾患ばかりでなく,パーキンソン病などに代表される変性疾患においても,炎症反応などの免疫応答が病態形成に関与することがわかってきた。一方,生体の半数以上のリンパ球が存在し,腸内細菌叢と相互作用する免疫組織として腸管が注目されている。多発性硬化症やパーキンソン病では炎症の促進につながるdysbiosisがみられ,病態への関与が示唆されている。

参考文献

. 10:e0137429, 2015
. 117:22402-22412, 2020
. 12:e0173032, 2017
. 16:165, 2019
. 35:1626-1635, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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