文献詳細
増大特集 脳とからだ
Ⅰ.腸,免疫系,脳の相互作用
文献概要
次世代シーケンサーの普及により,多発性硬化症患者が健常人とは異なる腸内細菌叢を有することが明らかになってきた。また,患者糞便を疾患モデルマウスに移植することにより,腸内細菌叢の変化が中枢神経系の炎症や脱髄に影響することも示さている。本稿では,多発性硬化症患者の腸内細菌叢の特徴とその宿主への作用機序,更には腸内細菌を起点とした予防・治療の可能性について述べる。
参考文献
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