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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻5号

2021年10月発行

増大特集 脳とからだ

Ⅰ.腸,免疫系,脳の相互作用

腸内細菌と中枢神経系炎症

著者: 宮内栄治1 大野博司1

所属機関: 1理化学研究所生命科学研究センター粘膜システム研究チーム

ページ範囲:P.375 - P.377

文献概要

 次世代シーケンサーの普及により,多発性硬化症患者が健常人とは異なる腸内細菌叢を有することが明らかになってきた。また,患者糞便を疾患モデルマウスに移植することにより,腸内細菌叢の変化が中枢神経系の炎症や脱髄に影響することも示さている。本稿では,多発性硬化症患者の腸内細菌叢の特徴とその宿主への作用機序,更には腸内細菌を起点とした予防・治療の可能性について述べる。

参考文献

. 10:e0137429, 2015
. 3:e1700492, 2017
. 585:102-106, 2020
. 180:1067-1080.e16, 2020
. 5:552-561, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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