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増大特集 脳とからだ Ⅰ.腸,免疫系,脳の相互作用
免疫活性化と不安
著者: 宮島倫生1
所属機関: 1理化学研究所生命医科学研究センター粘膜免疫研究チーム
ページ範囲:P.378 - P.381
文献購入ページに移動 免疫系と脳神経系は複雑に相互作用していることが明らかになってきている。本稿では,免疫系と脳神経系との相互作用のなかでも,末梢の免疫細胞,特にT細胞の活性化が不安を亢進させるメカニズムに焦点を当てる。具体的には,近年明らかにされてきた“母体免疫活性化に起因する不安様行動の亢進”“恒常的T細胞活性化に起因する不安様行動の亢進”“ストレスに起因する亢進した不安様行動におけるT細胞の役割”という3点のトピックを紹介する。
参考文献
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