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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻5号

2021年10月発行

文献概要

増大特集 脳とからだ Ⅰ.腸,免疫系,脳の相互作用

交感神経によるリンパ球の体内動態の制御

著者: 鈴木一博123

所属機関: 1大阪大学免疫学フロンティア研究センター免疫応答動態学研究室 2大阪大学微生物病研究所免疫応答動態分野 3大阪大学感染症総合教育研究拠点

ページ範囲:P.397 - P.400

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 神経系が免疫系に多大な影響を及ぼしていることは古くから指摘されてきたが,そのメカニズムは長らく不明であった。しかし近年,神経系と免疫系の相互作用のメカニズムが急速に明らかになりつつある。とりわけ,自律神経系が多様な分子機構を介して免疫応答を制御していることが明らかになった。ここでは,交感神経によるリンパ球動態の制御に焦点を当て,その分子機構を解説すると共に,その生理的意義と治療応用の可能性について考察する。

参考文献

. 211:2583-2598, 2014
. 213:2567-2574, 2016
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. 34:2679-2685, 2016
. 11:1821, 2020
. 27:87-95, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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