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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻5号

2021年10月発行

文献概要

増大特集 脳とからだ Ⅰ.腸,免疫系,脳の相互作用

迷走神経を介した新しい炎症抑制メカニズム

著者: 寺谷俊昭1 三上洋平1 金井隆典1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科学教室消化器

ページ範囲:P.401 - P.404

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 腸管内の免疫細胞は,環境に応じて分化や機能を変化させる。腸管免疫を変化させる主要な環境因子の一つとして,神経が近年着目されている。免疫調節に関わる様々な神経機能が矢継ぎ早に報告されているが,腸管恒常性に最も大事とされる制御性T細胞に関わる神経の存在については不明瞭なままであった。そこで筆者らは,制御性T細胞の分化・機能に関わる神経の同定を試みた。本稿では,当教室で実施した研究成果について紹介する1)

参考文献

. 585:591-596, 2020
. 133:775-787, 2008
. 16:295-309, 2016
. 4:632-642, 2019
. 14:555-565, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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