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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻5号

2021年10月発行

文献概要

増大特集 脳とからだ Ⅱ.グリアと脳の相互作用

グリア細胞が作り出す神経機能異常による痛みや痒み

著者: 津田誠1

所属機関: 1九州大学大学院薬学研究院薬理学分野

ページ範囲:P.419 - P.422

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 末梢神経の損傷や機能不全,あるいは皮膚の炎症などにより,慢性的な痛みや痒みが生じる。動物モデルでの基礎研究から,神経障害や炎症によってグリア細胞が形態や遺伝子発現変化を伴い活性化状態となり,周囲の神経活動に異常を生じさせることがわかってきた。本稿では,脊髄後角や脳のミクログリアとアストロサイトによって作り出される神経の機能異常と痛みや痒みのメカニズムについて概説する。

参考文献

. 19:138-152, 2018
. 20:667-685, 2019
. 23:1376-1387, 2020
. 144:147-150, 2020
. 21:927-931, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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