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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻5号

2021年10月発行

文献概要

増大特集 脳とからだ Ⅱ.グリアと脳の相互作用

治療戦略から考えるアルツハイマー病の神経炎症

著者: 関谷倫子1 飯島浩一1

所属機関: 1国立長寿医療研究センター研究所認知症先進医療開発センター神経遺伝学研究部

ページ範囲:P.446 - P.449

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 アルツハイマー病と神経炎症の関わりは古く,初めて症例が報告された1906年には,肥大化したグリア細胞がアミロイド斑の周囲に集積する様子が観察されていた。近年のゲノム解析により,多くのミクログリア遺伝子がアルツハイマー病の発症リスクと関連づけられ,神経炎症が病理形成の主要因子として働くことが示された。本稿では,神経炎症を標的としたアルツハイマー病の治療戦略の現状を概説する。

参考文献

. 368:117-127, 2013
. 217:e20200785, 2020
. 153:707-720, 2013
. 114:11524-11529, 2017
. 13:11, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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