icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻5号

2021年10月発行

文献概要

増大特集 脳とからだ Ⅳ.内分泌系と脳の相互作用

食欲制御のコンダクター:グレリン

著者: 佐藤貴弘1 椎村祐樹12 梶谷宇3 岩田想2 児島将康1

所属機関: 1久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門 2京都大学大学院医学研究科分子細胞情報学 3桜の聖母短期大学生活科学科食物栄養専攻

ページ範囲:P.485 - P.488

文献購入ページに移動
 グレリンは胃や十二指腸から分泌されて血液中を循環するホルモンであり,全身に広く分布するグレリン受容体に結合して多彩な生理作用を示す。このような生理作用の多くは脳機能の調節を介して発現すると考えられているが,詳細なメカニズムは未知の部分も多い。本稿では,末梢から分泌されて血液中を循環するグレリンと,中枢から分泌されて神経内分泌因子として作用するグレリンに着目し,グレリンが食欲制御のコンダクターとして機能するメカニズムを中心に概説する。

参考文献

. 402:656-660, 1999
. 146:2510-2516, 2005
. 163:1176-1190, 2015
. 11:4160, 2020
. 56:1051-1058, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら