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文献詳細

雑誌文献

生体の科学72巻6号

2021年12月発行

文献概要

特集 新組織学シリーズⅡ:骨格筋—今後の研究の発展に向けて Ⅲ.骨格筋を障害する疾患の注目すべき病態

CGGリピートと筋疾患

著者: 石浦浩之1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院脳神経内科

ページ範囲:P.560 - P.564

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 眼咽頭遠位型ミオパチー(oculopharyngodistal myopathy;OPDM)はわが国で疾患概念が確立された疾患であるが,長らくその原因が明らかになっていなかった。最近,筆者らの研究により,神経核内封入体病(neuronal intranuclear inclusion disease;NIID),白質脳症を伴う眼咽頭型ミオパチー(oculopharyngeal myopathy with leukoencephalopathy;OPML),眼咽頭遠位型ミオパチーの3疾患にはその臨床像にオーバーラップがあることをヒントに,3疾患ともCGGリピート伸長変異が原因であるということが明らかになった。本稿では,主にOPDMに焦点を当て,疾患概念の確立から遺伝子同定,その後の研究について概説する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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