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特集 新組織学シリーズⅡ:骨格筋—今後の研究の発展に向けて Ⅳ.遺伝性筋疾患研究を起点とした治療原理の進展
治療法の開発を見据えた筋強直性ジストロフィーの新たな病態の解明
著者: 中森雅之1
所属機関: 1大阪大学医学系研究科神経内科学
ページ範囲:P.582 - P.585
文献購入ページに移動 筋強直性ジストロフィー(DM)は成人で最も多い遺伝性筋疾患である。進行性の骨格筋障害による諸症状だけでなく,現在に至るまで根本的治療法がないことも,患者やその家族を苦しめている。近年,DMの病態解明が進み,ようやく治療開発の道が見えてきた。本稿では,治療開発の基盤となるDMの病態を概説し,現在検討されているDMの治療戦略を紹介する。
参考文献
1)Nakamori M, Takahashi MP:Myotonic dystrophy. In Takeda S, Miyagoe-Suzuki Y, Mori-Yoshimura M(eds). Translational Research in Muscular Dystrophy, pp39-61. Springer Japan, Tokyo, 2016
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