文献詳細
特集 新組織学シリーズⅡ:骨格筋—今後の研究の発展に向けて
Ⅳ.遺伝性筋疾患研究を起点とした治療原理の進展
文献概要
近年,DNA様の人工合成分子から成るアンチセンスオリゴ核酸を用いた核酸医薬の発展が目覚ましい。2013年以降,多くの核酸医薬品が遺伝性疾患向けに承認されている。一方で,アンチセンスオリゴ核酸の効率的な生体内デリバリー技術は十分に開発されているとはいえず,対象疾患の拡大や効率の改善へ向けた今後の大きな課題といえる。本稿では,アンチセンス核酸医薬の発展と,今後重要性が大きく高まると考えられる核酸デリバリー技術の動向を紹介したい。
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