文献詳細
特集 意識
Ⅰ.ヒトを対象とした実験的アプローチ
文献概要
実際には揺れていない図形が10Hz程度で揺れて知覚される錯覚現象(ジター錯視)を利用して,アルファ波の機能を検討した。その結果,ジター錯視の見えの周波数は,アルファ波のピーク周波数の個人差や個人内での自発的な変化,更には経頭蓋電気刺激による操作と対応して変化することが示された。本研究の結果は,アルファ波が視覚情報処理のリズムを刻むクロックとして機能していることを示唆している。
参考文献
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掲載誌情報