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特集 意識 Ⅰ.ヒトを対象とした実験的アプローチ
意識を理論化する際の課題
著者:
所属機関: 1理化学研究所脳神経科学研究センター 2名古屋大学大学院情報学研究科
ページ範囲:P.28 - P.33
文献購入ページに移動 研究者らは意識についての異なる概念,例えば主観的経験(クオリア)と覚醒状態を慎重に区別しようとしている。しかし,それらの理論を評価する際,異なる概念間の混同が生じやすく,複数の理論の相違点を比較することが難しくなる。実験的知見から構築された理論はこの問題に影響されにくいものの,内観的な仮定から構築された理論は特に影響されやすい。この問題に対処するうえで特に重要となるのが,盲視,アファンタジア,周辺視といった現象であると主張されている。
参考文献
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