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連載講座 ヒトを知るモデル動物としてのゼブラフィッシュ-4
多細胞システムを最適化し疾患発生を予防する“細胞品質管理機構”の理解
著者: 石谷太1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所生体統御分野
ページ範囲:P.173 - P.178
文献購入ページに移動 近年の技術革新により,多細胞システムの構築過程においてはエラーが生じた細胞が頻繁に出現し,それらが疾患発症の原因となり得ることが明らかになりつつある。一方で,出現したエラー細胞を感知・制御し,組織の状態を最適に回復させる“細胞品質管理機構”が存在することもわかってきている。本稿では,生体内の多細胞集団のコミュニケーション解析と疾患モデリングに適したゼブラフィッシュを活用した,細胞品質管理機構の研究を紹介する。
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掲載誌情報