icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学73巻3号

2022年06月発行

文献概要

解説

進化的新機軸としての哺乳類の顔

著者: 東山大毅1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科代謝生理化学教室

ページ範囲:P.272 - P.277

文献購入ページに移動
 哺乳類は可動式の鼻を持つことで特徴づけられる。これは,上あごの先に直接鼻孔が開いているような爬虫類や両生類の顔とは決定的に異なる特徴である。こうした哺乳類特有の顔の進化は長い間見過ごされてきたが,近年筆者らは比較発生学や古生物学的な手法を用い,哺乳類顔成立の背景に劇的な形態学的変更が隠されていたことを見いだした1)

参考文献

. 118:e2111876118, 2021
. 502:188-193, 2013
. 275:17-38, 2014
. 98:203-228, 1990
. 14:76-92, 2012
. 276:207-224, 2004
. 298:381-385, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?