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特集 形態形成の統合的理解
特集「形態形成の統合的理解」によせて
著者: 平島剛志1
所属機関: 1シンガポール国立大学メカノバイオロジー研究所
ページ範囲:P.286 - P.286
文献購入ページに移動 生き物の複雑で多様な形態がどのようにしてつくられるのか。そのしくみを理解することは,古くから続く生物学の大きな目標の一つと言えます。1917年に出版されたD'Arcy Wentworth Thompsonの名著“On Growth and Form”を皮切りに,形態形成に対する機械論的な知見は数多く積み上げられてきました。また,形づくりの設計図とも言えるゲノム配列の解読が進み,遺伝子工学の発展により,働く分子の実体解明も進められてきました。コトとモノの両面でうまく研究が進められてもなお,発生や成長の過程で複雑さを増していく形態形成は謎に満ちた現象で,そのしくみの理解を目指す研究には色褪せない魅力があります。
本特集では全体を4つの章に分け,研究の第一線で活躍されている先生方に最新の知見についてご執筆いただきました。
本特集では全体を4つの章に分け,研究の第一線で活躍されている先生方に最新の知見についてご執筆いただきました。
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